作者一覧へ戻る
takeda takaaki
武田高明 <寧屋(ねいや)工房>
主に茶道具などを中心に個展活動などを行ってきたが1990年頃より考案した燈火器を使って茶会や寺院などの空間を手掛けるようになる。

プロフィール/略歴
近畿大学陶芸部在籍中に、大塩玉泉氏に師事。(以後13年間)
1983 築窯、個人製作開始(奈良市五条畑に開窯)
透火器(後の燈火器)を考案、奈良県伝統工芸精鋭作家展、新聞社賞受賞
1987 独立 (師より窯分け)
1991 旧元興寺寺内町(後に奈良町)にて築130年の民家を改装、寧屋工房設立
2001 奈良県、海龍王寺にて灯り展奉納
2002  東大寺大仏殿に天目茶碗奉納  西大寺叡尊上人800年忌大茶盛茶碗奉納
2003 春日大社にて春日若宮語出現1000年奉祝行事万燈祭燈火
吉野世界遺産協議会より総合プロデューサーに任命
2004 東京国立博物館夜間開館にあわせ“桜燈火”開催
2008  奈良国立博物館正倉院展60周年記念 空間プロデュース
2009 水都大阪 空間演出
2010 奈良新公舎堂庭園にて平城邂都1300年記念プロジェクト
  音燈華ゴンチチスペシャルライブ プロデュース
   
  ●小田急、名鉄、近鉄、各百貨店にて個展活動など
 
  ■ちょとメモ■
赤膚焼(あかはだやき)は簡単には、奈良で産まれた茶道具を中心とした歴史ある焼物と思って頂ければ幸いです。
私共も、茶道具を意識し奈良の匂いのする道具を造れればと日夜思い悩んでおります。
茶道具については皆様もよくご存知でしょうが、その中から生まれた"燈火器"と呼ぶ、私共の道具をご覧ください。
それは、ただ中に炎を燃やす"あかりとり"から現在は、映し出す影を強く意識するようになったからです。
元々、辞書を引いても焼物にあてた"燈火器"という言葉は、 少なくとも15年前には見つけられませんでした。
"燈火器"はやっと辿り着いた私のライフワークなのかも知れません。

但し、茶道具を造ろうとしてきた者として、今後も茶道具、灯りの道具を含め実際に使用して、 初めて美しい"道具"全般を手がけていきたいと望んでいます

展示内容
第2回 寧屋工房 武田高明
「燈火器」展
2010年10月1日(金)〜10月19日(火)
 野外展示 10月16日(土) 午後5時30分より野外点灯します
<展示内容が見れます>

今回は、茶道具、食器などもご用意いただきましたので、ご期待ください。
小田急・近鉄・高島屋・名鉄百貨店等、個展多数。
風の巣10周年記念特別記念展
お蔭様で風の巣も10周年を迎えることができました。今日まで温かくご支援下さった皆様に感謝の気持ちを込めて、深まりゆく秋にふさわしい赤膚焼燈火器の灯影の幽玄、奈良時代の風情をお届けいたします。

拡大して見れます
和ローソクで燈す
燈火器展
2002年9月12日(木)〜10月1日(火)
<展示内容が見れます>

奈良市内で寧屋(ねいや)工房を構え、遠州流のお茶会などに漆器を納めている作家・武田高明さんが、遠州七窯の一つに数えられ、奈良を代表する赤膚焼で作った燈火器を20点紹介。
中にともすのは、しんにトチの実を使い、ろうの部分をカンナで形成するという。
日本で2軒でしか作られない貴重な和ろうそく。
陶に施された繊細な透かし文様は風とともに揺らぎ、奥深い明かりの妙を演出。
期間中は午後9時まで点灯される。
神戸以西では初の展示。