新田さんの作品は、黒柿、肥松、桑、欅等の銘木を素材に、茶托、茶筒、お盆といったオーソドクッスなものから行燈、火鉢、風炉先屏風のような粋な道具、また六角形の小さな宝石箱や指輪、碁器など多岐にわたる様々な種類があるのが特徴です。 いずれも木目の美しさや材質の特徴を最大限に引き出した作品で、手に取ると新田さんの銘木に対する愛情がひしひしと伝わってきます。深まりゆく秋にふさわしい伝統の技に独自の工夫を加えた見ごたえある「用の美」の作品約70点を心ゆくまでご鑑賞ください。