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倉富敏之 木版画家
竹編みの単純な仕事からまこと多種多様な変化が生まれる
簡素ながら強く単純ながら微妙な形や模様の美しさを生み出すの竹の編み組み
静かな村で生まれくるモノも多い
熟練した工人の手捌きは驚くべく速さで誤りなく遂行する
手の技のすばらしさを堪能させてくれる
私のまわりにはそんな仲間が多い
魅せられた仲間の姿を職人仲間の気持を私の手仕事のなかで伝えたい

プロフィール/略歴
昭和12年生まれ  久留米市在住
昭和33年頃 通産省・産業工芸試験所内で版画交換会を組織し、毎年版画帖の制作担当に関わる
昭和63年 初個展「倉富敏之の手仕事」を地元で開催
平成11年 版画工房&ギャラリー「遊心館」オープン
平成12年以降 個展「倉富敏之の木版画展」を各地での開催多数
平成16年 田主丸複合文化施設・そよ風ホール緞帳に原画が採用される
平成26年 個展「竹の木版画展」別府市竹細工伝統産業会館で開催

展示内容
第一回 倉富敏之木版画展 「竹づくし」
2018年1月19日(金)〜2月20日(火)
 

今年最初の展示は新春にふさわしく、清々しい「竹づくし」の版画展です。
これは「竹の昆虫展」でご縁のできた、竹虎四代目山岸氏のウェブサイトで紹介されていたもので、作品は力強く、なんともいえない味わいがあって是非この感動を皆様にもお伝えしたいものだという強い思いに駆られました。
幸いなことに山岸氏に仲介の労をとっていただき今回の展示が実現いたしました。

以下解説文より・・・
竹の編み方は、基本的な四ツ目編み、六ツ目編みから始まり、200以上もあると言われています。
そんな様々な竹編みの模様を木版画で表現。
竹細工に造詣が深く、竹に精通した倉富先生ならではの竹への愛情が版画からビシビシ伝わってきます。
いくら見ても飽きない圧巻の版画達です。