−<絵筆を始めたきっかけは>−
高校時代は美術部に入っていました。20年前から油絵を再び描き始め、繁殖和牛11頭を飼育しながら大好きな牛に関する絵を描いています。使っているキャンパスは、50号(116cm×116cm)〜200号で、共進会前日の牛の世話の様子を描いた「前日」、牛を供養するための「野仏」そして「小牧場にて」などの作品があります。
−<むずかしさ、苦労は>−
まったくの自己流なので、技術的なことはよく分かりませんが、イメージ通りに仕上げるのは、なかなか難しいですね。
−<喜び、魅力は>−
毎年秋にある神石郡美術協会の郡美展に出品しています。美術協会の仲間が牛の絵を楽しみにしているので、描き甲斐があります。油絵のほかに、スケッチブックと鉛筆を常に持ち歩き、花や鳥、自然の風景など、目に留まったものも描いています。
−<今後の抱負は>−
田んぼや畑の石垣も、牛と同じく大きなテーマです。祖先が長い年月をかけて築いてきた石垣が、今の農業を支えてくれいます。感謝の気持ちを込めて“農の魂”である牛や石垣を、これからも表現していきたいです。 |