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akagi keishi
赤 木 敬 史 油絵画家
神石高原町で和牛の世話をしながら先祖の築きあげた田んぼや畑の石垣や大好きな牛をモチーフに描き続けている。
まさに「農の魂」というべき対象を力強く、また優しいまなざしで描く。
11頭の牛のつぶらな瞳からは、赤木さんを信頼しきっている様子がひしひしと伝わってくる。

プロフィール/略歴
昭和10年生まれ。広島大卒。神石高原町在住。
県立西条農高、油木高農畜産科教員を経たのち昭和49年農業自営を志し退職。
現在は和牛繁殖を基幹とする農業に専心。
昭和45年県美展初入選。
アートプロジェクト特別受賞他 郡美展等に発表。

農の魂を絵筆に込めて
−<絵筆を始めたきっかけは>−
高校時代は美術部に入っていました。20年前から油絵を再び描き始め、繁殖和牛11頭を飼育しながら大好きな牛に関する絵を描いています。使っているキャンパスは、50号(116cm×116cm)〜200号で、共進会前日の牛の世話の様子を描いた「前日」、牛を供養するための「野仏」そして「小牧場にて」などの作品があります。

−<むずかしさ、苦労は>−
まったくの自己流なので、技術的なことはよく分かりませんが、イメージ通りに仕上げるのは、なかなか難しいですね。

−<喜び、魅力は>−
毎年秋にある神石郡美術協会の郡美展に出品しています。美術協会の仲間が牛の絵を楽しみにしているので、描き甲斐があります。油絵のほかに、スケッチブックと鉛筆を常に持ち歩き、花や鳥、自然の風景など、目に留まったものも描いています。

−<今後の抱負は>−
田んぼや畑の石垣も、牛と同じく大きなテーマです。祖先が長い年月をかけて築いてきた石垣が、今の農業を支えてくれいます。感謝の気持ちを込めて“農の魂”である牛や石垣を、これからも表現していきたいです。
 (資料 展示会場で説明文より マイライフ・マイスタイルより)


展示内容
拡大して見れます
農の魂を描く展
2006年2月10日(金)〜2月28日(火) 10時〜19時
<展示内容が見れます>